
私が洋服を200着から50着までに減らせたマインドをご紹介します。
旅するように生きたい
フランス人は10着しか服を持たないを読んだ時に、私は心から「旅するように生きたい!!」と心の底から思いました。
その時の記事はコチラ↓


フランス人は10着しか服を持たないの著者がフランスに留学したシーンを読んだ時に、私も1年間のアメリカ留学にスーツケース2つで臨んだことを思い出しました。
スーツケース2つに春夏秋冬で必要な最低限の洋服と、勉強道具、常備薬を詰め込んで。
少しの不安と沢山の希望も詰め込んで。
スーツケース2つあれば、どこにでも行ける!!
その心と体の軽やかさは素晴らしいものでした。


フランス人は10着しか服を持たないを読んでいた当時、夫は週休1日、もしくは0日の超多忙。
年末年始やゴールデンウイークもほとんど休めず、私は完全なワンオペ育児で疲労困憊。
また義母が暇さえあれば電話をかけてきたり、アポなし訪問の対応に追われていたので自由な時間はほとんどありません。
かなりストレスが溜まっていました。
『とにかく、どこでもいいから旅に出たい。』
『でも、旅をするには、私はあまりにも荷物を持ちすぎている。』
そうして、私の2年間にわたる”捨てる旅”は始まりました。
捨てる時に考えたこと
「海外移住もしくは留学に行くとしたら?」という想定で不要なものを捨てました。
「今の部屋は引き払う」という設定だとより真剣に選定することができます。



もしパリに引っ越すとしたら、一番お気に入りで機能的で着心地が良いコートを持っていこう。



履き心地の悪い靴は履かないよね。



ポーチ好きで集めていたけどスーツケース2つには入らないな。
こんなに必要ないわ。



頻繁には使わないけれど初めて自分で買ったパールのネックレスは持っていきたい。



このブランドバッグはお洒落だけど重いんだよね。
「旅するように生きたい」と旅行を想定した断捨離はなかなか効果的でした。
ワクワクするイベントには普段なんとなく持っているものや使っているものではなく、自分にとってお気に入りを選びやすくなるからです。
自分の心と持ち物の目的が一致するので、心のモヤモヤが少しずつ減っていきました。
ファッションとライフスタイルのテーマ
私はそれまで沢山のモノを持っていましたが、いつも『着る服が無い』と嘆いていました。
洋服やバッグ、靴などに1年間で最低でも100万円は費やしていたでしょうか。
「旅行に行く」となった時に慌てて「旅行に行く洋服を買わないと!」と買ったこともありました💦
私にのクローゼットには様々なシチュエーションを想定した服が並んでいました。
母と高級ホテルでアフタヌーンティーを楽しむための服、子供と栗拾いに行く時に着る服など。
汚れても良いファッションからフォーマルファッションまでありとあらゆるバリエーションがありました。



シチュエーションごとに洋服を買っていたので、想定していないシチュエーションの時に「着る服がない」と困っていました。
『カジュアルからフォーマルまでの全てをスーツケースに詰め込むことはできないな。」と気づいてから持ち物の平均をとることにしました。
カジュアル過ぎず、フォーマル過ぎない、中間の品の良いベーシック。
ハイヒールでなくても、品よくマナー違反にならない、歩きやすいフラットパンプスを選べば様々なシチュエーションで履けます。
シルクのワンピースではなくても、上質なパンツやハイゲージニットにパールを合わせてで品よくドレスアップすることも可能です。
購入するブランド数の絞り方はコチラの記事で紹介しています↓


そもそも、自分のライフスタイルにはパーティーに行くシチュエーションはあり得ません。
もしパーティーに行くときはドレスのレンタルサービスを利用するでしょう。
捨てた後に見えた景色
「旅」を意識してモノの取捨選択を繰り返して『カジュアル過ぎず、綺麗めすぎない』をテーマに決まりました。
今では『明日旅行に行こう』となっても悩みませんし、どれを着るかすぐ決められます。
日々のストレスに心が蝕まれて『旅するように生きたいから断捨離をする』とモノを捨てまくりましたが、これが本当に良かったです。
洋服を200着持っていた頃は、願望(欲望)と現実が一致していなかったのでとてもストレスが溜まっていました。
その願望と現実の不一致のせいで、沢山のモノを持っているのにも関わらず『私には何もない』と矛盾した絶望につながっていました。
『今の自分に必要なもの』を選ぶということは、『今の自分に向き合う』こととなりました。
- 自分がどう生きたいか?
- どんな人生を歩みたいか?
- どんな価値観を持っているか?
- 大切にしたいことは何か?
- 何に喜びを感じるか?
- 何に不安を感じるか?
モノを向き合うたびに、自分と向き合い。
過去と未来しかなかった時間軸に『今』が生まれました。
不思議なことに、捨てれば捨てるほど不安が減り、『私は既に大切なものを持っている』という気持ちや『私は生きていける』という気持ちを持てるようになりました。
私を苦しめ、ストレスの原因であった「夫の休みが少なすぎること」や「義母とのつきあい」は悩みの本質ではなくて、自分がどう生きたいかが定まっていないことが鬱屈した気持ちの原因だったということに気づけたのは断捨離の最大のメリットでした。
過去や未来ではなく今の自分と向き合い、身軽に旅するように身軽に生きてみませんか?

