
鬱で食欲低下した時に助けられた栄養たっぷりスープをご紹介します!
うつ状態の時は食事も料理も面倒くさいですよね。
吐き気が出る人や、味覚も変になっている人もいるでしょう。
食欲という欲求すらわからなくなる人もいるかもしれません。
私はひどいときは、立ち上がることすらできませんでした。
台所の前にどうにか立てても、その次の動作が出ない。
そんな時にカップ麺やパンで済ませてしまうと糖質過多・糖質依存になり、うつ状態を悪化させてしまうかもしれません。
糖質過多の悪影響に関してはこちらの記事もご参照くださいね↓


手軽にできる栄養たっぷり鰹節と昆布のスープをどうにか作って
1日に何回も飲みましょう!
医師に勧められたスープの作り方です。
鰹節スープの作り方(おすすめ)
- 1リットルのお水を鍋に入れる
- 出汁用の鰹節を大きくひとつかみ(約50g)
- 出汁用の昆布を20cm
- 鰹節と昆布を鍋に入れて弱火で加熱、沸騰直前で止める
- 茶こしやザルでスープだけ器に移し、塩、醤油、梅干しなどで調味する
これはもう五臓六腑に染み渡る美味しさ。
鰹節の量は自分好みで調節してください。
どんな味つけであれ、とにかく、継続して飲むことが大事。
梅干しは食欲が無いときに入れると胃がスッキリします。
鰹節の生臭さが苦手な人も、梅干しで飲みやすくなります。
できるだけ化学調味は入れないようにしましょう。
鰹節は出汁用の厚切りの鰹節もしくは花カツオがおすすめです↓
この厚切り鰹節は、そのままマヨネーズ少々つけて食べても美味しいですよ。



我が家では小学生の娘達がオヤツとして食べています。
うつ状態の人は隠れ鉄欠乏が多いので、鉄分とたんぱく質を取れる鰹節は最強の食材です!
マグカップの鰹節スープ
鍋を出すのもしんどい、そんな時は簡単にタコ焼きにかけるような極薄削り節を使いましょう!
- 鰹節パックの中身をマグカップに入れる
- 熱湯150mlを注ぐ
- 塩、醤油、梅干し、めんつゆなどで調味する
そのままでも十分美味しいですが、昆布を入れていない分、
めんつゆや昆布だし、昆布茶などと混ぜるとより美味しいかと思います。
マグカップの底に残った鰹節はそのまま食べると更に栄養満点。
食欲が無かったり味覚がおかしくて食べたくない時は、汁だけ飲めばOK。



うつの人は「〇〇しなくちゃ」でがんじがらめになりがち。
自分の「したい・したくない」などの直感を大切にしてくださいね。
鰹節と昆布の栄養
たんぱく質を補う鰹節
削ったかつお節に含まれるたんぱく質は約76%で、スーパーなどで売られている小袋のかつお節1パック(2g)には、たんぱく質が1.5g含まれています。
たんぱく質は筋肉をはじめ、臓器、皮膚、毛髪など、からだのほぼ全ての組織を構成しています。そのほか、からだの様々な働きを整える酵素やホルモンを作るのもたんぱく質です。
一般的に手軽にたんぱく質を補える他の食品と比べてみると、少量でもかつお節には比較的多くのたんぱく質が含まれています。
ヤマキ
ウツを左右するセロトニンはタンパク質を摂取しないと正常に分泌されません。
休養だけではなかなか鬱が改善しないのは栄養不足が関係しているかもしれません。



ヤマキのホームページでは鰹節と熱湯で簡単に美味しいスープが作れる『かちゅー湯』が紹介されているので、ぜひレシピを参考にしてみてください♪
ミネラル補う昆布
鰹節と一緒に煮る昆布も実は旨味だけではなく大切な栄養素を持っています。
病院で受けた栄養指導ではミネラル不足と鉄不足もウツ状態を引き起こす原因の一つということでした。
カルシウム、鉄、ナトリウム、カリウム、ヨウ素(ヨード)などのミネラルは、体の組織を作ったり、調子を整えたりする大切な栄養素です。
例えば、昆布に含まれるミネラルは牛乳の約23倍。カルシウムは約7倍、鉄分は約39倍も含まれています。
日本昆布協会
ミネラルが不足すると、味覚がおかしくなったり、倦怠感や頭重感、体に力が入らないなどの症状がでることがあります。
この症状ってまさに鬱の状態ですよね。



昆布と鰹節を同時に摂ることで、体調回復に必要な栄養素を少しは補うことができるはずです。
できれば出汁を取ったあとの昆布も食べて欲しいですが、まずは出汁だけでも飲んでみよう♪
さいごに
鰹節と昆布のスープを大量に作って1日に何回も飲みましょう♫
うつは非常に複雑な要素が絡み合って発症しているので、「こんなに頑張って飲んでいるのに改善しない!」と焦らないこと。
うつに効く食べ物や栄養素は他にも沢山あります♫
薄皮をはぐように少しずつ。
一歩進んで二歩下がるような日々だと思いますが自分の可能性を信じて。

